教員。妊娠。出産。子育て。

高校教員として働く私の、妊娠、出産、子育て、勉強についての備忘録。

ハーフバースデーの日

お座り

 
2、3日前、お座りらしきことができるようになりました。
足をV字に広げて地面にぴったりつけ、前に手をつくようにすると、ぐらぐらしながらも数秒間そのままバランスをとろうとします。
 
ひとりで座っている姿、感動。
赤べこ人形のように頭をグラグラさせいる・・・かわいい。
 
背骨がしっかりしていないうちにお座り練習させすぎるとヘルニアになる、と夫が言うので、一日一回ちょっとだけやって様子をみています。
通っていた助産院で、ほかの5か月の赤ちゃんがそのような指導を受けて座れるようになっていたので、もう大丈夫かなあとは思うのですが、念のため。
 

ハーフバースデー

 
先日6ヶ月になり、親だけでケーキを食べました。
他には特に何したわけではないのですが、その日、たまたま三回、偶然会った人に「赤ちゃんかわいいね」と声をかけられました。珍しく全員欧米系の人でした。
 
一組目は、私に道を尋ねてきたご夫婦。ついに欧米人にも道をきかれるようになったか・・・と感慨に浸ったのも束の間、きかれた道は、宿があるのでよく知っている通りだったもので「ああ、それならこの道ですよ」(ジェスチャーで "This way.” 程度の返事)と答えたのものの、よく考えたらもう一本先の道でした。あわてて横断歩道を戻って「すいません、さっきのは間違いで、~通りは次の道です」("Excuse me, This is not ~Street. It is the next..."程度の英語)と伝えたら、気づいてもらえて、「わざわざ親切にどうもありがとう、かわいい赤ちゃんだね。」という感じでした。
二組目は、スーパーマーケットですれ違ったこれまた老年のご夫婦。
三人目は、宿のエレベーターで今日到着してチェックインしたばかりという感じの、大きなスーツケースを抱えた男性でした。
 
たまたまですが、この日は、会話をしたのは全員男性でした。日本だと、お母さん世代の女性に声をかけられることはよくあるのですが。まあ、社交辞令というところが大きいのだと思いますけれど…。
 

赤ちゃんに優しい

 
アメリカなんかでもそのようですが、シドニーでも「みんな赤ちゃんに優しいな」と感じます。ベビーカーを押していると、若者でも気づくと道を空けてくれます。(主に欧米系の人)
以前こんなことがありました。
 
買い物から帰る時、突然雨が降り出しました。歩道の上にはひさしがあるので、ほとんど濡れずに歩けるのですが、横断歩道だけはどうしても濡れてしまいます。傘を持っている人は少ないので、みんな信号が青になった瞬間に渡って、早く歩道のひさしの下に入りたいのです。私もそう思って入ろうとしますが、歩道の入り口は大混雑。前にいた若者(男性)の足に、ベビーカーの車輪が当たってしまったようです。しまった!嫌な顔されるかなと思いつつも、「すみません!すみません!」("Sorry! So sorry!"程度の英語)と言うと、彼は振り返って、ベビーカーだと気づくと、何と自分はひさしの外に出て私たちがひさしの下へ入れるようにしてくれたのです。"Thank you!"感謝を伝えると、笑顔で親指を立てて(もちろん上に)、雨の中へ消えていきました。
 
これは忘れられないエピソードです。
日本だと、嫌な顔をされるか、良くても「あ、大丈夫ですよ」と言われておしまいなことが多いと思います。
 
日本人て、基本的には愛想が良いのですが、そういう優しさってないですよね。
店員さんが日本人だと、愛想が良いのでほっとします。
 
そんなことを思った、ハーフバースデーの日でした。