教員。妊娠。出産。子育て。

高校教員として働く私の、妊娠、出産、子育て、勉強についての備忘録。

良い話

昨日、保育園の先生から、娘の「良い話」を聞きました。たいした出来事ではないのですが、私は「良い話」だなと感じたのです。

娘は、月齢からも体格からも、クラスの中で「ちっちゃい子」グループなのですが、すでに一歳のお誕生日を迎えた「大きい子」が遊んでいるオモチャや絵本に興味津々で、混ざって遊びたがるようです。

昨日も、もう歩いているような大きな男の子と一緒に絵本を見ていたそうなのですが、その男の子が絵本を自分の方へ持っていってしまったのです。すると、うちの子が、
ファアアアアアア‼‼‼
と、大激怒。
男の子は、ビックリしてちょっと恐れていたそうです。
先生は、「いいぞ!(娘の名前)ちゃん!!」と拍手喝采だったそうです。

この話をきいて、「何て良い話なんだ」と思いました。ちょっとその男の子は不憫ですが…。

他者とは、基本的にその人のやりたいことをするものであって、それが自分のやってほしくないことである、ということは、よく起こります。そういう時に、相手が誰であっても臆せず、自己を主張する、というのは、我々親が子どもにぜひしてほしいと思っていたことでした。

自分の要求は声を出して伝え、欲しいものは全力で取りに行き、決して諦めないでほしい。わが家の教育方針は、これに尽きるかもしれません。

日本社会では必ずしも賛同を得られるとは言いがたいのですが、その場で先生に、そんな娘の姿を喜んでもらえたということから、娘は良い環境で育っているのだな、と何だか嬉しく思った「良い話」でした。