教員。妊娠。出産。子育て。

高校教員として働く私の、妊娠、出産、子育て、勉強についての備忘録。

おとーさんおかーさん

全くの親のエゴなのですが、我が家では、生まれてくる前から、子どもには「お父さん」「お母さん」と呼んでもらいたいね、と話していました。

「パッパッパパパ…」と発音練習?をするようになってからも、「まんま」をマスターしてからも、じっと我慢強く待っていました。その日が来るのを。時には誘惑に負けそうになりながら。

ある時、そのきっかけはやってきました。1歳2ヶ月くらいの時です。その日、夕飯の支度をするため、おんぶをしながら、100均で買ったディズニーのピノキオのDVDを観ていました。

物語のクライマックスで、ピノキオが「お父さーん!お父さーん!」(←ジュゼッペじいさんのこと)と叫ぶのですが(日本語吹き替え)、私も一緒に叫んでみると、子どもも続いて真似をしました。その後夫が帰宅するときにも同じように呼んでみたら、何となく理解したようです。

その後も父親を見て「お父さん」と繰り返したり、呼んだりしているうちに、時々声に出すようになりました。父親がいない時にも、「お父さんもうすぐ帰ってくるよ」と言うと、娘はいつも父親がいる場所を見ていました。

その少しあとになってから、土曜日、夫が娘と二人きりで過ごす日のことです。パパ見知りが出てきた娘は、朝母親が仕事に出たあとに泣き出して止まらなかったそうです。それはもうさめざめと泣くので、夫が「おかあさーんて呼んでごらん」と言うと、「かあ、さーん」と呼び続けたそうです…(涙)

そんなこんなで、一歳三ヶ月になってから「おとーさん」「おかーさん」が言えるようになってきました。朝方も、それまでは起きて皆が寝ていると泣いて親を起こしていたのですが、代わりに「おかーさーん」と呼ぶようになってくれました。(おかげでうちの猫の声と間違えそうになります)

しかもその呼び方が、なぜか裏声で高いのです。まあかわいいです。これも一年三ヶ月我慢したからこそ味わえる喜びといえるでしょうか。あまり人様におすすめはしませんが…。


結論

小さな子にとっては「パパママ」の方が呼びやすいが、それに反応するのをぐっとこらえて待てば、「おとーさんおかーさん」と呼んでくれるようになる。