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教員。妊娠。出産。子育て。

高校教員として働く私の、妊娠、出産、子育て、勉強についての備忘録。

保育園に感じる矛盾

保育園入園通知の季節ですね。

昨年は、入れなかったらどうしようか…運を天に任せていました。海外にいたこともあり、何だかこのときは別世界の話のように感じていました。通知の転送先の義母から、入園内定の連絡をもらったときはほっとしましたし、久々に勤務校に電話で連絡したときは変な感じがしたものです。

第一希望の、家からすぐの区立保育園に入れると決まった時は、本当によかったと思いました。もちろん今でもそう思っています。

保育園激戦の都市部では、夫婦共働き正規雇用、は最低条件で、そこからの戦いになります。(だから、多少競争率の低い4月入園0歳児クラスを狙いました。)

結果として、保育園には初めての育児をリードしてもらえて本当に助かり、よかったのですが、いくつか問題点も感じました。

公立保育園は、認可園で人気が高いので、基本的に「忙しい家庭」の子どもしか入れないはずなのに、公立ゆえに融通がきかないサービス内容で、家庭での保育に対して割とシビアな要求をされることがあります。

例えば、衛生面や効率化を考えて食事用のエプロンを使い捨てのもの(規定通り、防水できて、マジックテープでとめるもの)に切り替えようとしたことがあったのですが、だめだと言われました。夏場は汚れたエプロンは持って帰ってくると生ゴミの匂いがしているのですよね…。で、縫い目のところとか、どうも汚れが取りきれていないようなので、毎回変えられたらと思ったのです…。せめて使ってすぐに軽くでも洗ってもらえたらよかったのですが、それはとても求められません…。なぜ使い捨てはだめなのかというと、弱いからとのことでしたが、普通に使う分には大丈夫だし、受け止めきれないほどこぼしてしまったらどうせ着替えているので、実際は介助する側の手間は変わらないと感じました。だから、これは、精神論なのかな、と思います。育児に楽や手抜きはよくない、という。

あと、何より不自由に思ったのは、先生による出勤時間チェックです。自分ではなくて夫の。
夫の出勤時間は、私が行く保育園の預け時間と同じ(7:15)ことにしてもらっているのですが(夫が忙しくなり、途中からそうしてもらいました)、これよりも遅い時間に駅や道で先生が夫を見かけると、毎回「ゆっくり出勤だったのですか?」ときかれます。

夫は勤務形態としてはかなり自由で、実は出勤時間は自由みたいなもので、自宅勤務することもあるし、スーツは基本着ない職場なのですが、だからといって遊んでいるわけではありません。
むしろ、海外からも24時間メールが来て、すぐに返事や指示をする必要があります。どこでも仕事ができる代わりに、どこでも仕事をしないといけないのです。朝7時から家で電話会議をすることもあります。だから、申告しているよりも遅い時間に出勤することがあります。では、家にいる時間に保育ができるかというと、働いているのと同じなので、できないわけです。

そのことを、園長先生には話してあるのですが、担任の先生達までは細かいことは知らないらしく、毎回説明しないといけなかったり、なぜか「すみません…」と謝ったり…。

毎日同じ時間に同じ場所へ行って同じような仕事をしている私とは全く違うので、私のような仕事をしている人には、夫のような働き方があることは、身近にそういう人がいないと想像できないと思います。実際私でも夫の仕事をよくわかっていませんし…。

ただ、「何だか楽している」と思われているなら、それだけは違うと言えます。家に帰ってからも、家事育児がほとんどできないくらいなのです。私の方はまだできます。ということは、自分の仕事の方がまだ楽だといえると思います。

実際、講習や担任や部活の仕事がほとんどなくなってかなり楽になりました。もし以前の仕事量のままで、帰ってから今の生活だったとしたらと思うとぞっとします。家に持ち帰りの仕事があったり(授業準備は基本的にほとんど職場だけで終わることがないので←国語だけ…?)、精神的肉体的に疲れていたりして、今のようには動けませんでした…。夫は仕事が減っていない、むしろ増えているのでそれは大変だと思います。でも、夫婦で選んだ道なので、仕方ありません。これでも担任持たないで済むだけましで、復帰後からすぐに持っている他校の友人はたくさんいます…。

そんな状態でも、区立保育園では、保育は家庭が基本、という考えなので(それは間違いないのですが)親が家にいるのに保育園に預けている、というのはルール違反という目があるのです。そこがかなり苦痛でした。一生懸命やっているのに悪いことをしているような。

そういうことって、他のところでもあるのでしょうか。

それもこれも、入れたからこそ。ぜいたくな話なのでしょう…。しかし、入ったら入ったで、それなりに毎日の準備やいろいろな要求もされるので、大変なところはある、ということなんですね。