教員。妊娠。出産。子育て。

高校教員として働く私の、妊娠、出産、子育て、勉強についての備忘録。

自分の仕事のこと①

「働く妊婦」といっても、住む場所や、仕事や、パートナーの状況等、人それぞれです。今日は日曜日。少し自分の仕事について、書いてみたいと思います。

 私はタイトルにもある通り、教員をしています。しかし、この「教員(教諭)」という仕事も、勤務する学校によって様々です。一番大きな違いは、小学校・中学校・高等学校という種類でしょう。次に、それが国立・公立・私立であるかです。他にも中高一貫校か、大学附属か、など、細かく分かれていきます。そして、同じ学校の中でも、何の教科を教えているかで、仕事量や負担も大きく変わってきます。また、教科以外に「校務分掌」というものがあり、学校が回っていく上での事務的な仕事も割り当てられています。代表的なものは、「担任」でしょうか。ただ、この「校務分掌」は、「教科以外にもう一つ仕事がある」というような生易しいものではなく、人によっては二、三、四、五…といくつも兼任することが普通です。ちなみに、部活動指導はこの「校務分掌」外のお仕事です。最後に、雇用形態です。専任教諭・専任講師・非常勤講師、と大きく三つに分けられます。非常勤講師の場合は、さきほどの「校務分掌」を割り当てられることはありません。

 私の現在の仕事は、このように整理することができます。

 東京>中・高(一部)一貫校>私立>国語科>教務部>専任教諭

 これは、昨年度の3学期に妊娠がわかったので、今年度の4月からこのようにしてもらったのですが、仕事量は劇的に変わりました。昨年度まではしばらくずっと高校生の担任をしていて、サブ的ではあるものの部活動も持っていたので。そのことについてはまた後日、別の機会に書こうと思います。

 外から見ると「センセイって、大変だね」とか、「夏休みがあってラクそうだよね」とか思われたり言われたりするのですが(もっとも、最近はいろいろな情報が報道されるためか「大変だね」と言われることが多くなってきましたが)、実態は「やってみないとわからない」ものだと思います。まあ、どんな職業でもそうだとは思いますが。他の仕事と少し違うかなと思うのは、日本人に住んでいる限りは、「誰でも必ず一生のうち一定期間一緒にいた大人」の職業だ、ということです。そのためか、人によっていろいろと先入観があることも確かなんですよね。

 私は、子どもを産んだ後も仕事を続けたいと思っているし、子どもには母親も仕事を持っているということを普通のことだと思って育って欲しい。男の子であっても女の子であっても。それは、夫が強く望んでいることでもあります。

 この仕事は、比較的女性も多いし、仕事の上での男女平等は申し分ないくらいに平等です。(たまにちょっと平等すぎじゃないの、と思うくらい。)だから、この仕事が好きで、一生仕事を続けたい女性には、本当に良い仕事だと思います。あえて「子どもが好きな人」とはいいません。「子どもが好き」なだけでは挫折してしまう仕事だからです。このことについても、またどこかで書けたら書こうと思います。